離れて暮らす親の一人暮らしが心配…訪問介護でできる支え方

※本記事は2026年9月時点の制度情報に基づいています。

帰省したとき、冷蔵庫に同じ食材ばかりが並んでいた。部屋の隅にほこりがたまっていた。電話の声は元気なのに、暮らしの細部に小さな変化が見える——。

離れて暮らす親を持つ方が「そろそろ何か考えたほうがいいのかもしれない」と感じるのは、こうした瞬間が多いようです。

この記事では、一人暮らしの親を自宅で支える選択肢として、訪問介護のしくみを説明します。離れて暮らす家族ができる手続きや、親が乗り気でないときの向き合い方まで扱います。

この記事の要点

  • 一人暮らしの親の暮らしは、訪問介護で「自宅のまま」支えられる
  • 要介護認定の申請は、離れて暮らす家族でもできる
  • 同居だけが支える形ではない。制度を組み合わせて、離れたまま支えられる
目次

一人暮らしの親、どんな変化に気づいたら相談どき?

食事・掃除・買い物など、暮らしの変化がサインです。気づいたときが相談のタイミングです。

暮らしの変化に表れるサイン

  • 冷蔵庫の中身が偏る。賞味期限切れが増える
  • 掃除が行き届かなくなる。同じ服を着続けている
  • 買い物や通院など、外に出る回数が減る
  • 郵便物や新聞がたまっている。薬の飲み残しが目につく

こうした変化は、本人の口から語られないことがほとんどです。帰省や電話の機会に、暮らしの様子に目を向けてみてください。

「まだ大丈夫」と「そろそろ」のあいだで

判断に迷う時期こそ、相談に向いた時期です。介護保険の相談は、介護が始まってからでなくて構いません。

状況を聞いてもらうだけでも、次に何を見ればよいかが分かります。

訪問介護とは?一人暮らしの親を自宅のまま支えるサービス

訪問介護とは、ヘルパーが自宅を訪問し、暮らしを支える介護保険のサービスです。住み慣れた家を離れずに支援を受けられます。

訪問介護でできること

内容は大きくふたつです。食事・排泄・入浴などの介助を行う「身体介護」と、掃除・洗濯・調理・買い物などを行う「生活援助」です。(出典:厚生労働省「介護サービス情報公表システム」)

頼める範囲の詳しいルールは、訪問介護で頼めること・頼めないこと|断られる理由と3つの見分け方で説明しています。

一人暮らしの方に多い使い方

一人暮らしの方では、買い物・調理・掃除といった生活援助から始まる例が目立ちます。

決まった曜日にヘルパーが入ることで、暮らしの変化に気づきやすくなるという面もあります。

離れて暮らしていても手続きできる?要介護認定の申請

できます。申請は本人だけでなく家族も行えます。地域包括支援センターなどによる代行も認められています。

家族による申請と、窓口による代行

要介護認定の申請は、本人または家族が行えます。

窓口に行くのが難しい場合は、地域包括支援センターや居宅介護支援事業者に申請を代行してもらうこともできます。

郵送での申請を受け付けている自治体もあります。

遠方から進めるときの段取り

まず、親が住む地域を担当する地域包括支援センターに電話で相談します。

申請すると、調査員が自宅を訪ねて心身の状況を聞き取る「認定調査」が行われます。

調査の日程は、帰省に合わせて調整できないか相談してみてください。家族が同席すると、日頃の様子を伝えられます。

足立区での申請の流れ

足立区での申請から利用開始までの流れは、足立区で訪問介護を利用するには?申請から利用開始までの流れで詳しく説明しています。

費用のしくみ|自己負担は所得に応じて1〜3割

訪問介護は介護保険のサービスです。自己負担は所得に応じて1〜3割です。

介護保険で利用できる

要介護1〜5の認定を受けた方が対象です。要支援の方は、市区町村が行う総合事業の訪問型サービスが対象になります。

正確な金額はケアプランの段階で

金額は要介護度・利用時間・回数・地域によって変わります。

ケアプランを作る段階で、ケアマネジャーや事業所に見積もりを確認してください。

足立区での自己負担額の目安は、訪問介護の費用は月いくら?足立区の自己負担額と週2回・週3回の目安で詳しく説明しています。

親が「まだいらない」と言ったら?

無理に進める必要はありません。気が進まない理由をほぐしながら、小さく始める方法があります。

気が進まない理由の中身

「他人を家に入れたくない」「年寄り扱いされたくない」「お金がかかるのでは」。理由は人それぞれです。

理由が分かると、打つ手も変わります。まず、どこに引っかかっているのかを聞いてみてください。

小さく始める方法

最初は掃除や買い物など、短い時間の生活援助から始める方法があります。

「あなたのため」より「私が心配だから」と伝えたほうが、受け入れやすいという方もいます。

顔なじみの関係ができると、困りごとを伝えやすくなります。そのうえで、必要な支援をケアプランで少しずつ増やしていけます。

本人の気持ちを置き去りにしない

決めるのは本人です。家族が先回りしすぎると、かえって心を閉ざしてしまうことがあります。

迷ったら、ケアマネジャーや地域包括支援センターに「親が乗り気でない」と、そのまま相談して構いません。伝え方から一緒に考えてもらえます。

同居だけが答えではない|離れたまま支える形

支える形は同居だけではありません。制度と地域の力を組み合わせれば、離れたまま支え続けられます。

「そばにいられない」と感じている方へ

仕事や家庭があり、同居や頻繁な帰省は難しい。そのことに引け目を感じる方は少なくありません。

けれど、介護保険は、家族が近くにいなくても本人の暮らしを支えるための制度です。制度を使うことも、支えることのひとつの形です。

離れていてもできること

  • 定期的な電話で、暮らしの様子を聞く
  • ケアマネジャーとの連絡窓口になり、情報を共有する
  • 帰省の機会に、通院の付き添いや手続きをまとめて行う

きょうだいや親族がいる場合は、連絡窓口・帰省・費用の管理など、役割を分ける方法があります。一人で抱え込まないことが、続けるための条件です。

仕事を辞める前に、相談を

親の介護のために離職を考える方もいます。ただ、収入と生活の基盤を失うと、支える側の暮らしが立ちゆかなくなることがあります。

介護休業や介護休暇などの制度は、勤務先の窓口で確認できます。働き方を保ったまま支える形を、ケアマネジャーや地域包括支援センターと一緒に探すことをお勧めします。

足立区・葛飾区で一人暮らしの親を支える|コスモスの訪問介護

迷ったら、親が住む地域の窓口へ。足立区・葛飾区なら、介護ステーションコスモスにもご相談いただけます。

相談の入口

すでにケアマネジャーがいる場合は、ケアマネジャーへ相談してください。

まだ介護保険を使っていない場合は、親の住まいを担当する地域包括支援センターが入口になります。

介護ステーションコスモス

介護ステーションコスモスは、2005年の創業から足立区・葛飾区で訪問介護を行ってきた事業所です。

地域の中で暮らしを支える体制を大切にしています。

ご家族が区外にお住まいの場合のご相談も受け付けています。受付時間は月〜土9:00〜18:00です。

よくある質問

離れて住む家族でも、申請や相談はできますか?

できます。要介護認定の申請は家族が行えます。地域包括支援センターなどによる代行や、電話での相談も可能です。

一人暮らしでも、訪問介護だけで生活を続けられますか?

状態によります。訪問介護を軸に、デイサービスなど他のサービスを組み合わせるのが一般的です。組み合わせはケアマネジャーがケアプランで設計します。

親がサービスの利用を嫌がっています。どう進めればいいですか?

無理に進める必要はありません。短時間の生活援助から小さく始めるといった方法があります。ケアマネジャーに伝え方から相談できます。

要支援と言われました。訪問介護を利用できますか?

要支援の方は、市区町村が行う総合事業の訪問型サービスでの利用になります。

まとめ|離れていても、支える方法はある

一人暮らしの親の暮らしは、訪問介護で自宅のまま支えられます。

要介護認定の申請は家族でもでき、離れたままでも手続きは進められます。

同居だけが支える形ではありません。制度と地域の力を借りることも、家族の役割のひとつです。

気になる変化があったら、親が住む地域の窓口か、地域の事業所に相談してみてください。

足立区・葛飾区の訪問介護のご相談

「親に何が必要か、まだ分からない」という段階のご相談も承ります。ご家族からのお問い合わせも受け付けています。

お問い合わせフォームへ
お電話でも受け付けています
03-5697-5440
受付:月曜から土曜の9時から18時

介護ステーションコスモスでは、一緒に働くスタッフを募集しています。

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参考資料

  1. 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」どんなサービスがあるの?(訪問介護)
    https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group2.html
  2. 厚生労働省「介護サービスの利用のしかた」
    https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/08.pdf

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